法窓小話

乱筆乱文にて失礼致します

弘道館を眺める

この間、水戸にある弘道館に行ってみた。徳川慶喜大政奉還後に謹慎した至善堂を見に行くためである。
弘道館公園内に目的の至善堂がある。公園内の木々はすっかり枝のみとなっており、春先にはきれいな梅の花でも咲くのだろうかと思いながら、ぷらぷらと歩く。
期待に胸を膨らませていたのだが、現在弘道館は震災の影響により建物内に入ることができなくなっていた。
残念である(かわりに庭園部分を無料で見ることができたのは良かったか)。
仕方がないので、庭園から建物をぐるっと見渡すことにした。
建物は、震災の影響なのだろう、いまだに壁の一部が崩れているのが見受けられた。また、庭園には震災前の写真と震災後の写真が少し展示されており、あの震災による被害の大きさを思わぬところで再確認することになった。
地震から1年半以上経つが、なかなか修復が進んでいないのが見てとれる。
予算の都合上、文化財関係が後回しになるのはしゃあないなと思いつつ、早く元の姿を見てみたいという気持ちにもかられる。
修復が終わるのは当分先のようだが、また梅の咲く頃に見に行けば違う趣をしているのだろうか。
少しばかりの期待を残しつつ弘道館を後にした。